愛光学園創立50周年記念同窓会事業
「懐かしの写真展」報告書

【目的】

1.卒業生達に対して、懐かしい過去を振り返る機会を作るとともに、50周年の同窓会総会、講演会、シンポジウムへの動員を図る。
1.在学生、既卒者、未就学者の父兄に対して、愛光学園の気質を知って頂くとともに、「教育」に感心があれば、10月13日(日)の講演会、シンポジウムへの動員を図る。
1.在学生に対して、既卒者がどのような学園生活を送っていたかを見て、学園の歴史を実感してもらう。
1.一般市民に対して、愛光学園を知ってもらい、更には10月13日(日)の50周年記念講演会、シンポジウムへの動員を図る。

【方法】
平成14年6月から、創立50周年記念事業の予告とともに、過去の学園生活の写真を公募した。写真、カラーコピー、デジタルファイルなどの形で、約250点の作品が集まった。これらの中から、展示にふさわしいと思われる作品約200点を厳選した。全ての写真は
スキャナーで300〜360dpiの画質でスキャニングし、インクジェットプリンターにてA4サイズに拡大印刷した。カラー写真はカラーで出力し、白黒写真はグレースケールで出力した。
また、集まった作品の中には、昭和28年開校時の手書の生徒必携と、昭和30年の活字の生徒必携原本もあったが、これらは、公開展示により作品の破損があってはいけないと考え、上記と同様にスキャニングして複製を展示することとした。なお、生徒必携の展示については、学園五百木校長の許可を得た上で、公開展示を行った。
また、松原写真館からのご厚意で、田中初代校長と門屋第ニ代校長の額入り写真も展示させて頂いた。小立豫司先生所有の学園50周年記念の人文字航空写真を、原本のまま入り口に展示させて頂いた。写真展のタイトルと期間は下記の通りである。

期間:10月2日(水)〜10月6日(日)
   午前10時〜午後8時(最終日は午後7時)
場所:フジグラン松山3階アートギャラリー
タイトル:「懐かしの写真展」
形式:受付は備えず、無人で展示を行い、芳名帖に自由に芳名してもらった。
展示費用:1万円/日×5日間+消費税5%=\52,500

【結果】
・各期の写真を揃えたかったが、事前アンケート調査では写真応募の意志がある方だけでも30人くらいあったように思い、このためこちらから能動的に借りに出向かず、受動的に届いてくるのを待っていたところ、写真をご提供頂けたのは、全卒業生中10名しかなかった。また、デジタルファイルでお届け頂いたのは2件に留まった。時間的には充分な時間があったが、もっと早期より各期の世話役の方に直接お願いするべきだった。
・展示当日の準備作業を少なくするために、軽量の90cm×90cmのビニールボードに写真を6枚ずつ、紙製両面テープで貼りつけ、このボードを計34枚、天井から吊り下げれば良いようにした。しかし、10月1日午後6時からの準備は13名という大人数で行ったにも関わらず、予想以上に難航し、展示が終了したのは午後9時だった。
・上記のごとく、普通サイズの写真から、スキャナーで300〜360dpiのデジタルファイル化、インクジェットプリンターでA4サイズへの拡大印刷を行ったが、これで充分な画質が得られた。しかし、細かい部分の判別は困難で、「小さすぎて判りづらい」との指摘があった。特に生徒必携は、原本と同サイズでプリントしたが、拡大した方が良かった。開催開始翌日には、凸眼鏡、ルーペを準備した。
・平日の入場者数は不明ではあるが、夜、会場にて待機中に訪れた人の数から推測すると、30-50名/日くらいだったものと思われる。芳名帖には学園関係者や卒業生などの名前がまばらに見られたが、一日20名前後の芳名があった。
・総芳名者数は127名だった。
・搬出作業は6名で行ったが、40分程度で終了した。
・今回展示に使用した写真は、愛光学園同窓会事務局にて保管して頂くことになり、10月17日に同所に搬入した。なお、松原写真館様よりご協力頂いた田中初代校長と門屋第二代校長の額入り写真は、同窓会へ贈呈されたため、同じく同窓会事務局にて保管して頂くことになった。

最後に、今回の写真展に際して、貴重な写真をご提供頂いた方々、開催前日に多忙の中ご協力頂いた委員長始め11人の委員の方々、毎日開催現場の様子を見て下さり、差し入れまでして下さった小立豫司先生ご夫妻、最終の10月6日(日)は地方祭中であるにも関わらず展示作品の撤去作業にご協力頂いた委員長始め4名の委員の皆様に、心より御礼申し上げます。