寮祭報告書

1.準備状況
  2001.11.19  企画原案作成
  2002. 2.15 基本方針作成
  2002. 6.13 寮祭企画委員会にて、本格的に準備・打ち合わせ開始。
  2002. 6.28 聖トマス寮訪問。自治会役員および担当の和田教諭(33期)
        と打ち合わせ。
  2002. 7.25 寮祭企画委員会にて、実務的な詳細打ち合わせ。
  2002. 8.26 寮祭企画委員会にて、実務的な詳細打ち合わせ。
  2002. 9. 1  寮歌作者からの寄稿依頼文書発送。
  2002. 9. 7  寮関係新旧役職員へ、前夜祭への案内状発送。
  2002. 9. 9  聖トマス寮訪問。高U寮長および和田教諭と打ち合わせ。
  2002. 9.13 愛媛ダイハツ訪問。挨拶。
  2002. 9.14 寮施設全棟下見。
  2002. 9.19 第2ドミニコ寮訪問。高V寮長および和田教諭と打ち合わせ。
  2002. 9.30 寮祭企画委員会にて、実務的な詳細打ち合わせ。
  2002.10. 5 当日配布資料袋詰め。
  2002.10. 7 第2ドミニコ寮訪問。高V寮長および和田教諭と打ち合わせ。
  
2.当日の取り組み
  @寮見学
    午前11時30分より、現在の寮施設の見学会を行った。第2ドミニコ
   寮で受け付けを行い、資料として、建物配置図、学校発行の「寮案内」パ
   ンフレット、平成14年版の「寮生手帳」を配布した。
    11時30分受付開始と告知していたが、飛行機の到着時刻の関係で
   11時頃から来寮者があり、受付体制が整っていない状態だったので、一
   部混乱があった。
    出席者は、岡本神父様・ホビノ神父様を含め約40人ほどであった。
  A昼食交流会
    12時45分頃から、第2ドミニコ寮(高3生専用)にて、生徒とともに
   昼食を頂いた。40名ほどのOBと145名ほどの在校生が混じり合って
   席に着き、ソバとお握りと牛乳の食事を頂いた。食事はセルフで受け取っ
   て、適当にテーブルに向かって食べ、終わると下膳口まで持っていくとい
   う形である。通常はそのまま退出するのであるが、当日は、下膳後、席に
   着いて残ってもらうように呼びかけ、ほとんどの生徒が残ってくれた。
    続いて、われわれからの差し入れの、シュークリームとレモンティーを
   OBが配った。当初は、食事と一緒に置いておき、各自で取ってもらうよ
   うにと考えていたが、事前の寮長の生徒との打ち合わせで「そうすると、
   2つ以上取る人がいて、足りなくなります!」との「助言」により、直接
   配った。なお、シュークリームは、10期の玉置さんのご好意により、
   200個用意したうち、100個は玉置さん個人からご援助いただいた。

    その後、16期の堀さん(聖トマス寮出身・東京大学工学部教授)から、
   簡単に挨拶をいただいた。
    続いて、2期の山川さん(愛光寮出身・弁護士)から15分ほどお話を
   していただいた。「理工系ばかり目指さないで、法学系統にも目を向けて
   下さい。」という切り口で、現在のロースクール制構想の解説をして下さ
   った。

    一応、全体としての昼食交流会は、そこまでだったが、引き続き希望者
   は先輩と自由にお話してくださいと呼びかけると、50人ほどが残ってく
   れた。事前の構想では、将来医学を志す生徒は医師の先輩と、技術者を目
   指す生徒は関連の職業についている先輩と話すように、と一応考えて、あ
   とは実際の成り行きで判断しようという予定であった。現実には、堀さん
   にスライドを使って昔の写真を見せていただき、それに続いて、現在研究
   中の電気自動車について、その原理や今後の方向性を分かりやすく解説し
   て頂いた。いわば、居ながらにして、東大の授業が受けられた結果となっ
   た。堀さんも「僕の授業を受けた最年少グループだったが、みんな目を輝
   かせて聴いてくれ、非常に話しやすかった。」と感想を述べられていた。
    時間的には、12時45分頃から13時頃までが食事。13時20分頃
   までが、堀さんと山川さんの挨拶。13時50分頃までが堀さんの「授業」
   であった。

  B跡地見学
    希望者が2班に分かれて、愛光寮と旧聖トマス寮の跡地見学を行った。

    愛光寮組は、朝日ケ丘2丁目のカトリック松山墓地と愛光町の寮跡地を
   訪問した。墓地では夫妻で寮監、寮母を務められ、寮生を温かく育ててい
   ただいた寺尾家の墓にお参りし、あわせて田中元校長の墓にもお参りして、
   ともに感謝の気持ちを表した。寮跡地では若くして亡くなられた寺尾寮母
   さんを偲んで寮生が建立した記念碑に花を捧げた。寮の建物は宮前川の拡
   幅で無くなったが、懐かしい風景も残っており、思い出を語りあった。

    聖トマス寮組は、跡地である愛媛ダイハツ販売を、5名で訪問した。昔
   の3階建ての本館とそれに続く2階建ての旧館は、そのまま残っており、
   同社の事務所・会議室・倉庫として使われている。新館・別館・厨房棟・
   職員寮・車庫・焼却炉は解体され、跡地には同社がテナントビルを建てて、
   フジが事務所として使っている。それ以外の場所は車両置き場となってい
   る。愛媛ダイハツの竹村次長の案内で、敷地内を見学させて頂き記念写真
   を撮った。

  C前夜祭
    前夜祭では、各企画の報告会の中で、寮祭について上記のような内容の
   報告をした。また、寮関係の新旧職員の方51名にご案内をしていたが、
   6名の方のご出席をいただいた。望月先生、岡本神父様、フェリペ神父様、
   ホビノ神父様、あと舎監をされていた2名の方である。

    前夜祭の最後、校歌斉唱の前に寮歌を歌った。壇上に聖トマス寮出身者
   が7−8人並び、4番まで歌った。会場に「聖トマス寮に寮歌があるとい
   うことをご存知の方は?」と質問したが、トマス寮関係者以外は、ほとん
   どその存在を知らなかった。当日配布した歌詞カードには、寮歌の作詞者
   である5期の高橋英之さんと、作曲者の5期の吉岡誠さんから頂いた寄稿
   文を掲載しておいた。